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もみじケアコラム

”もみじケアっこだより9月号”より

2019-09-06
世間ではいよいよ来年に迫った2020年東京オリンピックの話題で盛り上がってきましたが、その先にあるのはとても心配な日本の未来。そんな話を先日の研修会で聞いてきました。
少子高齢化はもう聞き飽きるくらいのことばですが、これは少子化と高齢化を組み合わせたもので、少子化はこどもの数が減っていくこと。では高齢化は?これは高齢者が増えていくのではなく数は変わらない。ただ高齢者の高齢化が問題で、あと2,3年でいよいよ団塊の世代が75歳を迎える。後期高齢者が一気に増えるということだ。
今後の年代別の人口推移は、0~64歳が今世紀末(2100年)まで毎年100万人ずつ減少し、75歳以上は2030年まで毎年50万人増加、2030~2050年は横ばい、2050年以降は毎年25万人ずつ減少していくとのこと。日本の人口は2050年には1億を下回り、2100年には5000万人台まで急速に減少する。支える側の若い人口はどんどん減るため将来はひとりの人がひとりの人を支える肩車型になる。また、地方では過疎が進み人がスカスカになるし、大都市では高齢者が集中し介護人材が枯渇する。今さらどうあがこうにもこの流れは止められそうにない。
我が国が取り組むべき対策は、①前期高齢者を支える側に回ってもらう。②後期高齢者の負担を小さくする。③支える側の生産性を上げる。④外(外国)から入ってきてもらう。ことだそうだ。
 私たちにできることは①と③だろう。①これからは間違いなく60代70代、時には80代のヘルパーが当たり前に活躍する世の中になるはず。すでにもみじケアでも70代の素敵なスタッフが活躍中だ。③これからもペーパーレス化や効率化、最新技術の導入など、業務の生産性の向上に継続的に取り組んでまいります。
                       吉村隆裕
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