私の家はどっち?
2016-11-17
一人暮らしの高齢の女性。
認知症があっていろいろ記憶が失われていくところもあるのですが、笑顔で楽しくお話ししてくださいます。
私「一人暮らしはどうですか?寂しかったりしますか?」
女性「そりゃあ寂しいですよ。私昨日からここに住んでいるんですよ」
私「そうですかー。それまではどちらに?」
女性「廿日市の○○ですよ。きょうだいがたくさんいてね。昔は通りも賑やかで…」
もちろん、この女性は現在の家に長年お住まいです。
ですが、昨日からここに住んでいる。と。
時々この方のように長年住んでいる自宅よりも、何十年も昔に出たはずの実家や生家を自宅と思われている方に出会います。
記憶は最近のものから忘れていき、昔のものは影響を受けにくいといわれますが、それが良くわかる事例です。
きっと幼い頃から実家を出るまで思い出多い時を過ごされていたのでしょうね。
