アベコベノミクス
2016-07-11
昨日参議院議員選挙が行われ自公側が勝利しました。
この場でどちらがどうこう言うつもりはありませんが、長期政権となっている安倍政権が掲げるアベノミクス。経済を強くすることと、社会保障の充実、どちらも大切であることは間違いありません。
また、介護職員の問題については、介護離職を防止することに重点が置かれています。もちろん、それは大切です。この介護離職というのは家族の介護を理由に自分の仕事を辞めなければならなくなる人すべてを対象としてのことばです。しかし、それだけではないですね。
訪問介護事業をしている側として日々思うのは、介護職を離職した人がまた介護職に復職したくなる仕組み、新たに介護職に就きたくなる仕組みを作ってもらいたい。
それともう一つ、扶養の壁。女性の社会進出の弊害とも言われ数年前から議論はされていますが、最近はめっきり話題に上らなくなりました。ヘルパーの中には扶養枠の範囲内で働いている方が相当数いらっしゃいます。ヘルパーの時給は金額だけでみると高めです。ですからどれだけ良い人材のヘルパーでも年間で働ける時間が決まってしまいます。これがヘルパー不足の一つの原因なのです。今せっかく働いている良い人材をもっと活躍してもらえる仕組み作りを考えてもらうことが大切だと思うのですが。
どうもそのあたりがアベコベのミクスに感じてしまいます。
