介護殺人
2016-07-04
NHKで「介護殺人」という特集をしていましたが見られましたか?
介護に行き詰まって家族を殺めてしまったケースを本人のインタビューも交えながらその時の状況や事件に至った背景などを紹介していました。
印象深かったのは、介護を始めて殺人の犯行に至るまでの期間が1年未満の割合が一番多いということ。
おそらく介護をしてみるといきなり奈落の底に落とされたような気分になり、これが終わりのない、ずーっと長い年月続いていくのではないかという絶望を感じてしまうのに時間はかからないのでしょう。
番組を見ながら思ったことは、やはり「周りに誰かいなかったのだろうか」ということ。ケアマネジャーは何かできなかったか、デイのスタッフは、近所は、親類は…
どういう理由があろうと家族が家族の命を止めてしまうことは避けたいものです。
介護をしているご家族の中には自分のすべてを介護に捧げないといけないくらいの気持ちになられている方もいらっしゃいます。一人ですべてを抱え込んでしまっている方もいらっしゃいます。
我々は訪問介護でサービスを提供することが主な仕事ですが、介護に関する悩みや相談に乗り在宅生活が少しでも無理なく送れるように一緒に考えさせていただくことも重要な役割であると思っています。
いつでもお問い合わせください。
(この選挙の時期に介護離職を考えさせられる特集を組むNHKの裏の意図がなければ良いですが)
